新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、関係機関(団体)及びセンターをご利用くださいました多くの方々に貴重なご助言やご指導、ご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

お陰様で当センターの運営やビデオライブラリー事業、各種講座も当初の計画に沿って順調に実施することができました。
 県内の聴覚障害者を対象とした唯一利用施設として平成19年に開所した当センターは、今年4月には10周年という節目を迎えます。

社会的にも、利用者(盲ろう者、難聴者・中途失聴者、ろうあ者)のニーズが反映され、実効性ある運営、事業推進が強く求められているところです。

 聴覚障碍者同士、また聴こえる人たちとの交流など機会と場所つくりの企画、とりわけ日頃聴覚障害者が感じている、緊急災害発生時の情報保障について不安感を軽減するために、情報センターとしての緊急災害ネットワーク作りと機能充実について急速に講じなければならない課題と認識しているところです。併せて「差別解消法」「合理的配慮」「手話言語法」「手話言語条例」など、社会生活のあらゆる面で聴覚障害者が直接的影響を受ける法制定や法改正についても、皆様方のご助言、お力添えを賜りながら、相談支援事業と結びつけ、より充実した運営、事業に心して取り組んでまいる所存です。

 本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

 皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶申し上げます。

 

平成29年 1月 1日
長崎県聴覚障害者情報センター
所長 本村 順子