港町のミッションスクールに勤める教師・間崎慎太郎は、江波恵子という女生徒の作文を読んで、その激しい情熱に打たれる。恵子は私生児という複雑な事情を抱えた生徒だった。一方、同僚教師の橋本スミ子は、間崎が恵子にひかれていくのを戒める。間崎は、しだいに恵子とスミ子の双方にひかれていくが…。

西河克己監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　鈴木建設の釣り愛好会の会長の高野常務が永年の夢であった釣り三昧の暮らしのために、空き家となっていた山口県萩市の実家に戻った。そんな高野の生き方に少なからずショックを受けたスーさんと、とてもうらやむハマちゃんだったが、数日後にスーさんに山口出張の話が舞い込み、ハマちゃんは有給休暇を使って出張に潜り込むことになる。

本木克英監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　リストラの風が吹く時代の中、ハマちゃんは相変わらず釣り三昧の生活。一方、鈴木建設の社長のスーさんは、会社の経営に頭を悩ます日々だった。そんな時、ハマちゃんはスーさんの沖縄出張のお供として沖縄に行くことになる。そして沖縄出張所の宇佐美と２人で、美しい海に出たハマちゃんだったが…。

本木克英監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　昭和の歴史を背景に、大石先生と１２人の教え子の１８年間の生活を描く。昭和３年、大石先生は小豆島の岬の分教場に赴任して、１年生１２人を受け持った。生徒たちのいたずらでケガをしたり、仲よく歌を歌ったり…。やがて日本は戦争に突入。軍国教育に疑問を持った大石先生は退職する。長い戦争が終わり、再び復職した先生のもとにかつての教え子たちが集まった。木下惠介監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　一郎は、父道夫と、事故で亡くなった母秋子との間に生まれた。両親が聴覚障害者であるために、就職や結婚など差別に直面し苦しんでいた。そんなある日、初めて一郎の人間性を認めてくれる人物が現れ、やがて彼の娘との縁談を持ち出された。松山善三監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　戦後の混乱期を生き抜いた一組のろうあ者夫婦の姿を描く。道夫と秋子は、「二人で助け合わなければ生きていけない。助け合って普通の人に負けないように…」と、必死で生きてきた。やがて子供にも恵まれ、幸せをかみしめる二人だったが…。松山善三監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　妖精学校に先生として招かれたプリキュアの妖精・タルト。生徒たちは、あこがれのプリキュアの妖精に会えて大感激。そんな中、生徒の１人・グレルは、自分が注目されないことに腹を立て教室を飛び出してしまう。そんなグレルに影水晶の魔の手が伸びる…。

小川孝治監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　プリキュアにあこがれる女子高生・あゆみ。父親の転勤で転校してきたばかりのあゆみはクラスで孤立していた。そんなある日、あゆみは下校途中に不思議な生き物を拾う。あゆみは、その生き物と友達になるが…。大人気プリキュアシリーズの映画版。歴代プリキュア総出演！

志水淳児監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　ある日宇宙のかたすみで破壊神ビルスが目覚めた。ビルスは星や生命を破壊する神様だ。「超サイヤ人ゴッド」と戦う夢を見たビルスは、サイヤ人を探して北の界王星に向かう。界王星で修業をしていた悟空はビルスに戦いを挑むが、一瞬で倒されてしまう。ビルスは残るサイヤ人を求めて地球に向かった。そこではブルマの誕生パーティーが開かれていた。

細田雅弘監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　仮面ライダー本郷猛は改造人間だ。彼は自分を改造した悪の秘密結社ショッカーと、人類の自由のために戦っている。東京壊滅のためにショッカーは原子力研究所を襲った。だが、研究所は特殊なバリアに囲まれていて入ることができない。バリアを破るためショッカーはプロサッカー選手を誘拐して改造人間トカゲロンにすることに…。

今に続くライダーシリーズの原点。北村秀敏監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　慶長５年、郷士の武蔵は侍になることを夢見て、又八と関ヶ原の戦に加わるが惨敗。又八は野武士の未亡人と姿を消す。又八が生きていることを又八の母に告げようと故郷に戻った武蔵は、関所を破り村人や役人から追われる身となる。

内田吐夢監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　時は江戸末期。世の中が大きく変わりゆく時代に、毎日釣りばかりしている男がいた。その男・浜崎伝助は長屋で浪人暮らしの身。世の中は不景気真っ盛りで、仕官の口はなかなか見つからない。そんなある晩、隅田川に釣りへ出掛けた伝助は、鈴木一之助という老人と知り合い、意気投合する。実は一之助は庄内藩の江戸家老だった。監督：栗山富夫

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　事故で父親を亡くしたユウタは、父親との思い出の地である山奥のダムに虫捕りに出かける。その帰り道、突然の豪雨ではんらんした川に足を取られたユウタは意識を失う。意識を取り戻したユウタの目の前には、３０年前の町の景色が広がっていた。懐かしい昭和の田舎町を舞台に、少年のひと夏の切ない物語が始まる。宇田鋼之介監督作品。（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　２００３年５月９日、小惑星探査機はやぶさが打ち上げられた。目的は３億キロ離れた小惑星イトカワへ行き、太陽系の起源を探る手がかりとなる小石や砂を持ち帰るサンプルリターンだった。しかしはやぶさの旅はトラブルの連続。プロジェクトチームの面々は、度重なるトラブルを、知恵と工夫で乗り越えていく。そしてついに２０１０年、当初の予定を大幅に遅れて、はやぶさが地球に帰ってきた。瀧本智行監督作品。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　中卒の貫多は日雇い労働でその日暮らしの生活を続けていた。性犯罪者を父に持つひけめから友人も恋人もいない。そんな貫多の数少ない楽しみは読書と酒とソープランド。職場で知り合った専門学校生の正二や、ひそかに想いを寄せる康子と若者らしいひとときを過ごす貫多だったが…。２０１１年芥川賞受賞作を映画化。２０１２年、映画芸術日本映画ベストテン第１位。山下敦弘監督作品。

＊Ｒ１５＋です。１５歳以上の方がご覧いただけます。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　のぞみ地所に勤める小町と、父親が経営するコダマ鉄工所で働く健太。２人の趣味は鉄道。いわゆる鉄道マニアだ。ふとしたことで知り合った２人は意気投合。九州に転勤となった小町のもとへ、失恋した健太が訪ねてくる。そこでも鉄道を愛する人物との意外な出会いがあり、それが思わぬ展開に…。恋に仕事に鉄道に、すべてにマイペースな２人の鉄道マニアの物語。森田芳光監督作品。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　１９３９年、日独伊三国同盟締結に日本国民は大きな期待を持っていた。しかし海軍次官の山本五十六は、三国同盟締結に反対していた。日本がドイツと組めばアメリカとの戦争は避けられず、国力の差で日本は敗戦することは明白だったからだ。しかし１９４０年、三国同盟は締結された。山本は講和を強く望んだが日米の間で戦争が起こった。成島出監督作品。（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　２０１１年３月１１日、東日本大震災で発生した津波や原発事故で大きな被害を受けた福島県いわき市。長い間、東北のハワイとして親しまれてきたレジャー施設・スパリゾートハワイアンズも再開が危ぶまれた。再開を目指して頑張る従業員の姿や全国キャラバンを行ったフラガールたち、そしてサブリーダーの大森梨江さんの日常を織り交ぜながら、震災半年後の再オープンまでの日々を追う。小林正樹監督作品。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　一之助は、亡き親友の娘で外科医の和美から大腸の検査を受ける。一之助はそのお礼にと、和美を釣りに誘い、伝助と伝助の釣りの弟子である省平とともに福島県いわき市で釣りを楽しむ。最初は反発した省平と和美だが心惹かれ合うようになり…。栗山富夫監督作品。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　大林宣彦監督のアニメ映画。舞台は１９４１年のケニヤ。貿易商の村上大助は息子のワタルを連れて奥地との最後の取引に出かける。しかしそこで第二次世界大戦が勃発。２人は生き別れになる。ワタルはマサイの酋長ゼガと出会い、父親を捜す旅に出る。

１９８４年　大林宣彦監督作品。（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　福井の若狭湾でチヌ釣りを楽しんでいたスーさんと伝助は、田上彩子という女性と知り合う。東京に帰って数日後、歯が急に痛くなったスーさんが近くの歯科医院に飛び込んだところ、偶然にもそこで医師をしていた彩子と再会する。栗山富夫監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　アイナメ釣りの仕掛けを手に入れた伝助は、釜石で講演予定のスーさんと共にスーさんが運転する車で釜石市へ向かう。釜石の宿で出迎えた職員たちは、後ろの座席に乗っていた伝助を鈴木建設の社長と勘違いしてしまう。栗山富夫監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　息子の鯉太郎が生まれてからというもの、いまひとつ仕事にも釣りにも身の入らない伝助。そんなある日、伝助の母親のたきが宮崎から出てくる。一方、鈴木建設ではバブルがはじけて不良債権の処理に「プロジェクトＡ」が進行していた。栗山富夫監督作品。（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　長崎で医学を学んだ保本が小石川養生所にやってきた。医師としての出世を望んでいた保本は、貧乏人ばかりの養生所になじめない。しかも養生所には「赤ひげ」の異名をとる、偏屈な医師新出去定（にいできょじょう）がいた。腕はいいが、ともすれば横暴にすら見える赤ひげに強く反発する保本。しかしやがて、赤ひげの人間に対する深いまなざしに気づき、少しずつ考えを変えていく。山本周五郎原作。黒澤明監督作品。

（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　ある日、製靴会社・ナショナルシューズ社の常務・権藤の元に、男から「あなたの子供をさらった」という電話が入る。しかし、息子の純は誘拐されておらず、代わりに社用車の運転手である青木の息子・進一の姿が見つからなかった。犯人は間違えて進一をさらったのだ。だが犯人は権藤に身代金を要求してくる。犯人と警察、そして権藤の息詰まる駆け引きが始まった。傑作サスペンス映画。黒澤明監督作品。

（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　２５００年前のインドでは、いくつもの王国が誕生し、争いが繰り広げられていた。強大な勢力をほこるコーサラ国は、緑豊かなシャカ国を征服しようとしていた。そんな中、シャカ国に待望の王子が誕生する。后のマーヤーは王子に「シーダールタ（目的を遂げる者）」という名前を残し、静かに息を引き取る。祝福に訪れた偉大な聖者アシタは、「この子は世界の王になるであろう」と予言した。

手塚治虫が描く、仏教の開祖・ブッダの物語。森下孝三監督作品。

（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　イマジンのにおいを察知したモモタロスはウラ、キン、リュウタの四人で夜の街を探索していた。そして、ビルの上を軽々と飛び移る人影を発見する。イマジンと契約した青年は「野上良太郎に会いたい」と望んでいた。イマジンと戦うモモタロスたちだが、その間に青年がデンライーナーを盗んでしまう。青年はお宝好きの泥棒ライダーの海藤大樹だった。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　イマジンによってデンライナーに行先不明のチケットを入れられてしまいデンライナーのコントロールが出来なくなってしまった。一方、愛理は二人の不良に絡まれ間一髪、モモタロスに助けられた。男たちはある人物から愛理を襲えと指図されていた。モモタロスが周囲を見回してみると桜井侑斗の姿が。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　航海を続けるルフィたちのもとに、故郷イーストブルーの島々が次々と襲われているというニュースが飛び込んできた。ルフィたちは旅を中断してイーストブルーに向かうことにする。その途中、海賊王ロジャーの時代に暴れていた伝説の海賊金獅子のシキにナミを連れ去られてしまう。境宗久監督作品。

（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　妖怪ポストに手紙が届いた。差出人は、風祭華（かざまつりはな）。最近彼女の身の回りで怪奇な事件が起こっているのだ。だが、鬼太郎が到着する直前、華は妖怪・鏡爺によって鏡の中にひきずりこまれてしまった。さらに鬼太郎も、鏡爺に鏡の中に閉じ込められてしまう。ちゃんちゃんこを奪われ妖力を失った鬼太郎は、鏡の中から脱出できるのか。古賀豪監督作品。

（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　嵐の中で途方に暮れていたお竜は江口に救われた。江口は、地主である旦那衆にしいたげられて小作料争議を起こしていた村人の代表だった。ところが旦那衆は江口を代表とする交渉を拒否し、鳴門川一家を利用して、あくどい仕打ちに出た。山下耕作監督作品。

（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　昭和１８年、広島の特殊潜航艇甲標的の基地であるＰ基地に赴任した三島は、同室の大里が敗色濃い戦局を打開するため、人間魚雷の構想を持っていることを知った。だが、上層部は大里の構想は認められないと却下し続けていた。一方、三島は大里の構想に賛成し協力を申し出た。小沢茂弘監督作品。

（上映会使用の際は事前届け出が必要です）

　医師・辻口の娘ルリ子は誘拐され殺害されてしまう。しかもルリ子がさらわれた時、辻口の妻・夏枝は男と密会中だった。辻口は妻への復讐のため、ルリ子を殺害した犯人の娘・陽子を引き取り、出生の秘密は隠したまま、養子として夏枝に育てさせる。陽子は明るく美しい娘に育つが、その出生の秘密を知った夏枝は陽子につらくあたるようになる。山本薩夫監督作品。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　昭和２０年７月２６日、戦局が不利になってきた日本に、無条件降伏を求めるポツダム宣言が海外放送で傍受された。だが日本政府はこれを黙殺。８月に原爆が投下された。戦争続行か、終戦かを巡り、８月１４日御前会議が始まる。日本の未来を決める、長い１日の始まりだった。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　盗賊と化した野武士の一団は、前年に米を略奪した農村に再び狙いを定める。長老は侍を雇って村を守ることを思い立つ。そして雇われることになった七人の侍は、村人たちの先頭に立ち、野武士に立ち向かっていく。黒澤明監督作品。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　俊介は女にだらしのないカメラマンで、ろくに仕事もしない。妻のさくらはそんな俊介をかいがいしく世話するが、ある日俊介が若い女を連れ込んだのを知り、家を飛び出してしまう。独身気分を喜ぶ俊介だが、彼の周りの人々の心中は複雑だ。ある日、突然帰ってきたさくらは、「離婚するから記念に写真を撮って」と言いだす。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　長井代助は帝大出のインテリだが、３０歳になっても結婚せず定職もない。実家の財産に寄生して読書や音楽会にと自由気ままな生活を送っている。ある日、学友の平岡が失業して妻の三千代と上京してきた。三千代はかつて代助の恋人だった。三千代のために借金を工面するうちに代助は三千代を愛するようになり、平岡に彼女を譲って欲しいと頭を下げるが…。　夏目漱石原作「それから」を森田芳光監督が映画化。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　伊豆の星ケ浦に釣りに出かけたハマちゃんとスーさん。スーさんは戦争中に星ケ浦に兵隊として駐屯していたことがあるという。そこで、母親の墓参りに来ていた雪子と出会う。なんと雪子は、かつてのスーさんの恋人の娘だった。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　ハマちゃんこと浜崎伝助は大の釣り好き。妻のみち子とともに四国高松に暮らしていたが、ひょんなことから東京へ転勤に。ある日の昼休み、食堂で知り合ったスーさんこと鈴木一之助を釣りに誘ったことから、２人の不思議な関係が始まる。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　夢だった新車を手に入れ北海道をドライブする鉄也は、朱美をナンパし２人で旅を始める。途中、ひょんなことから網走刑務所を出所したばかりの勇作と旅を共にすることに。勇作は妻と「自分を待っていてくれるなら、家の前に黄色いハンカチを下げておいてくれ」と約束をしていた。だが勇作は家に帰る勇気が出ない。果たして妻は待っていてくれるのか。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　平山は妻と死別して以来、娘と息子と暮らしている。平山にはこれという不平も不満もなく、幸せな日々を暮らしていた。ある日、中学時代から仲のよかった友人から２４になる娘を早く嫁にやったほうがいいと言われて…。小津安二郎監督作品。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　東京の大手商社に勤める正岡秀清。ある日、姉から一人暮らしの父がぼけ始めたと電話があった。厳しかった父に反発し家を出た秀清は、２人の子どもの教育や家のローンを抱えており、父の介護のため郷里に戻るか悩む。だが父の徘徊(はいかい)がひどくなり、父の介護のため、戻ることにする。だが、父の介護は簡単にはいかず…。

老いと介護の問題を描くホーム･スイートホームシリーズ第二弾。

　元オペラ歌手の山下宏は痴呆が始まり、部屋でも街でもところかまわず歌いだし、徘徊する毎日。宏に振り回される家族は悩んだ末に、グループホーム「おばんでがんす」の前に宏を置き去りにする。「おばんでがんす」のメンバーは、身元のわからない宏をどうするかもめるが、やがて女所帯に一人やってきた宏に、メンバーの間に微妙な空気が漂い始める。

時にユーモラスに時にしんみりと、老いの姿を見つめる。

　明和建設の専務・壬生は、２０年ぶりに、あるホテルで堀川多江を見かける。多江は、仕事で出席した葬儀の席でひと目ぼれした女性で、今は独り鎌倉で暮らしていた。この再会を機に壬生は、「残りの人生を２人で生きていこう」と多江に迫り、最初は戸惑っていた多江も、少しずつ気持ちを動かしていく。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　明治40年。死の山、霊山として恐れられ登ってはならないとされた立山連峰・劔岳。そこは日本地図、最後の空白点でもあった。陸軍陸地測量部の測量手・柴崎芳太郞は、上官によりこの前人未踏の山の初登頂を命ぜられる。ベテランの案内人宇治長治郎を得た柴崎は劔岳に挑むが、時を同じくして日本山岳会の小島烏水らも初登頂を狙っていた。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　現代の大学生・鶴谷は神宮でのラグビーの試合中、見知らぬ学生たちに出会う。彼らは太平洋戦争のさなか、学徒出陣した大学生たちだった。気づくと鶴谷は1943年10月21日、神宮外苑で行われた学徒出陣の壮行会の列の中にいた。横にはラグビー場で出会った大学生・勝村の姿が。家族への愛、夢、希望、国家への思い…さまざまな思いを秘めながら、戦場に散った学徒たちを描く。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　造り酒屋の大だんな・小早川万兵衛は、婿の久夫に店を任せ毎日出歩いている。行き先は昔の女・つねのところだ。万兵衛の気がかりは亡くなった長男の嫁・秋子のことで、再婚をすすめるのだが、秋子は承諾しない。次女の紀子も見合いはしたものの決めかねている。そんな中、突然万兵衛が心筋こうそくで倒れてしまい…。

小津安二郎監督と原節子の最後のコンビ作。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　明治１５年。柔術家を目指して会津から上京した姿三四郎は、心明活殺流指南・門馬三郎に入門する。この日門馬らは、修道館柔道の矢野正五郎を闇討ちしようとしていた。警視庁武術世話係の座を門馬と矢野は争っていたのだ。しかし闇討ちは失敗、その様子を見た三四郎は矢野に弟子入りする。

若き柔術家の成長を描く、黒澤明第一回監督作品。（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　１９６２年制作のシリーズの第一作。下総で新勢力のやくざ・笹川と対立する飯岡助五郎は、盲目だが居合抜きの名人、座頭市を客として迎える。市は釣り場で江戸から来た浪人、平手造酒と知り合い友情を感じるようになるが、実は平手は笹川が雇った用心棒だった。

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　世界の崩壊を防ぐためにさまざまな世界を渡り歩いてきた仮面ライダーディケイド・士（つかさ）は、とうとう本来の自分の世界にたどり着く。そこで妹・小夜（さよ）と再会した士は、ついに自分の使命を思い出す。士はすべてのライダーを集め最強の1人を決めるライダートーナメントを開催する。士の真の目的とは…？

新旧オールライダーが総出演のライダーバトルが、いま幕を開ける！

（上映会使用の際は事前届出が必要です）

　ハーフの青年ケニーは、ふとしたきっかけで耳が聞こえない少女・夏希と出会う。夏希はバスケットの好きな活発な少女なのだが、障害があるためことで世間や家族との軋轢があり、心の葛藤を抱いている。

２人の周囲の人々との心の触れ合いをバスケットボールを通じて描く青春ストーリー。

　修学旅行で、広島平和記念公園を訪れた中学生の美依と優子は、「マルセル・ジュノー博士」と刻まれた顕彰碑を見つける。突然２人は不思議な光に包まれ、意識だけが時空を越え７０年以上前のヨーロッパへタイムスリップ。そこで２人は、ジュノー博士の苦難と波乱に満ちた半生を見ることになる。

赤十字の一員として世界中の戦地で救援にあたり、原爆投下後の広島に医薬品を届けるなどした「広島の恩人」マルセル・ジュノー博士の半生を描く。

　主婦の奈緒子は，裁判員候補者の名簿に載ったことに戸惑いを感じつつも，家族3人で平穏な生活を送っていた。そんなある日，東京都内の駅の構内でナイフによる刺殺事件が発生。この事件の裁判に裁判員として参加することになった奈緒子。目の前で展開される審理の中で次第に明らかになっていく事実とは・・・・・・。（最高裁判所HPより，あらすじ）

　裁判員制度がいよいよ２００９年５月にスタートする。法律知識や専門用語を知らなくても大丈夫か，たくさんの資料を読まなくてはならないのかなどと不安な方，この映画を見て具体的なイメージをつかんでください。

裁判員制度広報用映画として，２００６年の「評議」、２００７年の「裁判員」に続く第３弾。裁判員裁判における法廷での審理をできるだけ実際に近い形で描いている。

　1997年３月30日、日本で最大の規模を誇った三池炭鉱は閉山した。その歴史を、｢負の遺産｣と言う人もいる。囚人労働、強制連行、三池争議、炭じん爆発事故･･･。過酷な労働を引き受け、誇り高くやまに生きた男と女たちの証言を聞き続け、７年がかりで完成させた。勇気をもって命がけで生きること。そのひたむきな力。今さらではなく、今だからこそ未来への思いを込めて伝えたい。

150年以上にわたる、三池炭鉱の歴史に、初めて正面から向き合った映画である。

（作品ＨＰイントロダクション参照）【寄贈元：株式会社シグロ】

　ミキは恋路中学に通う３年生。ある日、余命いくばくもないおばあちゃんから初恋の人に宛てた手紙を預かりました。「大切な人を思いやる気持ち」は、山の龍神様と海の龍神様に届くでしょうか。美しい水俣の自然を背景に繰り広げられる初恋物語。熊本県聴覚障害者情報提供センターが聴覚障害者向け字幕制作で協力した作品です。水俣市から寄贈いただきました。

（監督）菅野宏彰　（脚本）國澤真理子

（原作）関戸幸子

　平成２１年初冬、東日本空調システム株式会社の営業マン村瀬智昭（４５歳）のもとに１通の手紙が届く。　それは、裁判員候補者名簿に自分の名前が載ったとのお知らせだった。　裁判員候補者になる可能性は低いと思っていた村瀬だが、平成２２年３月、村瀬のもとに裁判員選任手続期日の「お知らせ」が送られてくる。　村瀬は、仕事の都合もあり、当初は参加に消極的であったが、徐々に参加してもよいと思うようになっていく。　そして、選任手続当日。選ばれたのは、美容師・大沼恵美（２２歳）、主婦・佐々木郁恵（３３歳）、個人タクシー運転手・山下修（５４歳）、ＮＰＯ団体職員・青井拓也（２６歳）、元会社役員・小林勇作（７５歳）と村瀬であった。　（「最高裁判所広報ビデオあらすじ」より）

…さあ、あなたは裁判員に選ばれたらどうしますか。

評議―裁判員制度広報用映画―　　

「裁判員～選ばれ、そして見えてきたもの～」

　親友に婚約者を奪われそうになった男が、ナイフで親友にけがを負わせた。この事件で男は殺人未遂罪で起訴された。裁判を担当することになった裁判員は、町工場を経営する者、サラリーマン、主婦などの６名と３名の裁判官だった。男には殺意があったのかなかったのか、裁判員の評議の模様を描く。

【企画・制作　最高裁判所】利用区分